突然ですが、皆さん
お風呂上がりに髪をしっかり乾かしていますか?
もしも、この記事を見ている方の中に
髪の毛長くて面倒だから、ちゃんと乾かさなくてもいいや...
放っておいてもいつかは乾いてくれるし...
なんて思っている人がいたら、今すぐその考え方を改めた方が良いでしょう。
はっきり断言します。
髪の毛をきちんと乾かさなければ、
たとえどんなに高価なシャンプーやトリートメントを使っても、まったく意味がありません。
それどころか、少しずつ髪がボロボロになり、
美しいとは言いがたい髪質になっていくでしょう...
この記事では、
髪の毛を乾かさずに放置すると、髪にどのような悪影響が出るのかを詳しくお話ししていきます。
今まで髪をちゃんと乾かさずに放置していた人にとっては、
ちょっと刺激が強い内容になっていますので、
ここから先は覚悟してご覧ください...
また、髪を乾かさないことで悪影響が出るのは、髪だけではありません。
髪を乾かさないことで起こる、”頭皮”への深刻な悪影響をまだ確認していない方は、
こちらも必ず確認しておきましょう。
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【警告】髪を乾かさない人に起こり得る、3つの深刻な頭皮トラブルとは?【美容師が解説】
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濡れたまま髪を放置すると起こる、4つの悪影響とは?
濡れたままの状態で髪の毛を放置すると起こる悪影響は、次の4つに分けられます。
髪への悪影響
- 質感や手触りが悪くなる
- 髪のツヤがなくなり、見た目の美しさが失われる
- カラーの色持ちが悪くなる
- 朝のスタイリングに時間がかかる
髪の毛をちゃんと乾かさないことが、
どれだけ”ヤバい”か理解していただけるように
1つずつ丁寧に解説をしてきますね!
①質感や手触りが悪くなる
髪の毛の一番外側には、髪の毛を守るキューティクルという”よろい”が存在しています。
キューティクルはとても硬く強いので、
日常生活のあらゆるダメージから髪を守ってくれる、とても頼もしい存在です。
ですが...
そんな最強のキューティクルでも、弱く頼りなくなってしまうタイミングがあります。
それは、髪の毛が濡れている時です!
髪は水に濡れることで、その水を吸収してふくらむ性質を持っています。
それによって、しっかり守りを固めていたキューティクルが少し浮き上がります。
この状態になってしまうと、キューティクルの鉄壁の守りに隙ができてしまい、
いつもよりもダメージを受けやすい状態になってしまうのです。
なので髪が濡れた状態では、
ちょっとした”摩擦”でも、髪は深刻なダメージを受けてしまいます...
今までお風呂上がりにブラシや手ぐしを通しすぎていた方は、
今夜から意識して髪に触れる回数を減らしていくようにしましょう。
もちろん乾かさずにベッドで寝るなんて、言語道断です。
ベッドや枕との摩擦で、
髪の毛が大ダメージを受けてしまうでしょう...
髪への摩擦が増えれば、浮き上がったキューティクルがどんどんはがれ落ちていきます。
キューティクルが剥がれるということは、髪を守る”よろい”が少なくなるということなので、
乾いた状態でも髪がどんどん傷みやすくなり、その結果...
枝毛や切れ毛が増えていき、
髪はギシギシ、手触りもどんどん悪くなっていくでしょう。
②髪のツヤがなくなり、見た目の美しさが失われる
髪の毛は、ダメージを受けキューティクルがはがれてくると手触りが悪くなりますが、
それと同時に見た目の美しさも失われていきます。
あの人、髪が綺麗で羨ましいなあ...!
と思わず言いたくなるの髪の毛は、自然な輝きとツヤ感がある髪の毛ではないでしょうか?
この髪のツヤ感は、整ったキューティクルが均等に光を反射することで生み出されます。
ですが逆に、キューティクルが一部はがれてしまった髪は、
表面が整っていないせいで、光をバラバラの方向に反射してしまいます。
だから、ダメージを受けてキューティクルが一部はがれてしまった髪からは、
美しいツヤ感を感じることができないのです...
さらにキューティクルは、髪の内部にある栄養分や水分が外に出ていかないように”ふた”をする役割も持っています。
ですが、髪がダメージを受けてしまうとキューティクルが一部はがれ、
栄養分や水分を保持しきれなくなってしまいます。
そうなるとだんだん、髪の毛から栄養分や水分が失われていき、
日に日にパサパサとした髪質になってしまうのです。
つまり、外からのダメージを守る"よろい"の役割と同時に、
内部の栄養を守る”ふた”の役割もしているキューティクルを
守ることが、美髪にはかかせないんだね!
その通り!
だから髪をしっかり乾かして、できるだけキューティクルが
はがれないようにケアしてあげましょう!
③ヘアカラーの色持ちが悪くなる
髪の毛を乾かさずに放置していると、ヘアカラーがすぐに色落ちしてしまう原因になります。
髪の毛が染まる手順をものすごく簡単に説明すると、
髪が染まる手順
- 薬剤の力でキューティクルをこじ開ける
- キューティクルの隙間から染料が髪の内部に入り込む
- 染料が発色する
- 発色した染料の分子が大きくなり、キューティクルを通り抜けられず髪の内部にとどまる
という仕組みになっています。
髪の内部で発色した染料は、分子が元より大きくなるので簡単には髪の外に流れ出ません。
ですが、髪が濡れている状態では話が変わってきます!
最初に説明したように、髪が濡れることでキューテイクルは少し浮き上がります。
これはキューティクルの間に隙間ができている状態なので、
せっかく内側に入り込んだヘアカラーの染料が抜け出てやすい状態になってしまいます。
せっかく染めた髪色を長持ちさせたかったら、
髪をできるだけ早く乾かして、
キューティクルをなるべく早く閉じてあげるように心がけましょう!
④朝のスタイリングに時間がかかる
朝、目が覚めると髪の毛がぼさぼさになっていて、
スタイリングにものすごく時間がかかった経験ありませんか?
それ、もしかしたら
寝る前に髪の毛をしっかり乾かせていないことが原因かもしれません!
髪の毛は水素結合というつながりを持っています。
水素結合は髪が乾いている状態ではしっかりとくっついているのですが、
髪が濡れると切り離される仕組みになっています。
つまり、朝起きた時にいつも寝ぐせがひどい方は、
髪が乾いていない状態で布団に入り、寝ている間に布団や枕に押し付けられ、
乱れた状態で髪が結合されてしまっている可能性が高いです。
言われてみれば確かに、髪の乾かし方が甘かったかも...
そんなあなたは、
いつもよりもしっかり髪の毛を乾かすだけで、
朝の時間が楽になるかもしれません!
少し意識して、完全に髪が乾くまでドライヤーを当てるように心がけてみましょう。
髪が濡れたまま放置していては、”美髪”にはなれません!
髪を乾かさないだけで、
髪への悪影響
という4つの悪影響が髪に起こります。
少し面倒ですが、
ちゃんと髪を乾かすだけで、あなたの髪は”美髪”へと近づいていきますよ!
とはいえ髪を乾かすのは本当に面倒ですよね。
時間かかるし・腕疲れるし・うまく乾かせないし…
髪を乾かさないといけないのはわかるけど...
もっと楽に乾かせる方法ないかなぁ。
という方は、使っている道具を見直してみるのがおすすめです。
【軽くて腕が疲れない・大風量で速く乾く・仕上がりツヤツヤ】そんなドライヤー、あったらいいなと思いませんか?
少し値段は張りますが、実際に存在します。
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また、ドライヤーを使う前にタオルでどれだけ髪を乾かせるかもかなり重要です。
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