ダイソンからヘアアイロン(Dyson corrale™️)がついに発売!
さっそく現役美容師で構成された当メディアでも購入してみました。
この記事はダイソンからお金をいただいて書いている記事ではございません。
お値段なんと…¥53,900
手に持つとこんな感じ。
ズッシリとした重さを感じます。
ちなみに重さは564gでしたが、なぜか体感的には1kgくらいのボリュームを感じます。
公式HPには書いていないメリットデメリット
公式HPに書いてあることを書いても仕方がないので、
ここでは美容師が実際に使い込んだからこそわかったことを、わかりやすく解説していきます。
ダイソンコラールのメリット3つ
まず1つ目はなんといってもコレ。
ダイソンのヘアアイロンはプレートが曲がるんです。
従来のヘアアイロンは硬いプレートで、いかに
【滑りが良いか・髪を痛ませにくいか】を競い合っていたのですが、
さすがはダイソン。
根底から常識を覆し、“曲がるプレート”を生み出しました。
メリット①曲がるプレートと、それの何がすごいのか?
曲がるからといって、ふにゃふにゃしているというわけではなく、
“硬いんだけど、しなる”みたいな印象です。
実はこのおかげで効率よく髪に熱を与えることができるのです。
▼このイラストをご覧ください
通常のアイロンでたくさんの髪を挟むと、先端に行くにつれてプレートに隙間ができてしまいますが、
ダイソンのプレートは曲がるので、髪を包み込むようにして熱を与えられます。
▼それがこの写真というわけです
メリット②コードレスでも充電したままでも使えるのは便利
充電方法は2パターン。
▼スタンド式
スタンドに充電コードを挿して、スタンド経由で本体を充電するので
コードレスでの使用に適しています。
▼コード式
先ほどスタンドに挿していた充電コードを
本体に直接挿すことで充電しながら使用することができます。
通常はこの状態で使用して、持ち運ぶ時だけコードレス。
といった使い回しもアリ。
ちなみにこの充電コードは根本がクルクル回るようになっているので、
コードが絡まる心配は不要です。
メリット③コードレスであることを忘れさせる高性能
コードレスのヘアアイロンを買って、
といった経験のある方は少なくないのではないでしょうか。
筆者もそのうちの一人なのですが、
美容師という、さまざまなヘアアイロンに触れる機会の多い職業でありながら
高性能のコードレスヘアアイロンには出会ったことがありませんでした。
ですが、ダイソンのヘアアイロンはコードレスであるということを忘れさせてくれるくらいに高性能です。
わずか20秒ほどで165度に到達し、熱の安定性もバッチリで、
ほかの有名な高級ヘアアイロンと肩を並べる仕上がりであることは間違いありません。
ですが、皆さんが気になるのはきっと…
「デメリット」
ではないでしょうか。
ここからは、
ダイソンヘアアイロン3つのデメリット
実際に1週間ほどつ書い続けてみてわかったデメリットが3つありましたので、わかりやすくまとめます。
デメリット①いくらなんでも高すぎ。コスパは“×”
そんなことを思いつつ期待の気持ちを込めて購入してみたのですが、
実際に使ってみた素直な感想は…
といったところで、悪くはないのですが、
それなら有名どころの絹女かリファを買った方が2万円で済むし満足度高いよね…と。
価格に見合うかと言われたら、デザインとダイソンというブランド代を考慮して「まぁ、なるほどね。」となる印象で、
「高いけど確かに良いわ!!」とはなりませんでした。
デメリット②本体が大きすぎて前髪のスタイリングがかなり難しい
改めてパッケージを見ると前髪のない女性が描かれていて、なるほどなと。
だからダメというわけではないのですが、小回りが効かないので、
前髪や顔まわりのスタイリングを大切にされている人には合いません。
前髪がなくて、ミディアム〜ロングで「緩やかな癖毛をストレートにしたい!」という人には相性が良いかと思います。
ただ、5万円を超える品で顔まわりや前髪のスタイリングがやりにくいというのはちょっとどうかな…とも感じます。
デメリット③せっかくコードレスなのに、重すぎて持ち運びたくないレベル。
実際に測ってみると564gなのですが、ほかのヘアアイロンが軽いおかげで
見た目に反してより一層重く感じます。
実際にお客様にも手に取っていただいたのですが、皆さま口を揃えて
とおっしゃっていました。
おそらく重いのはバッテリーによるものだと思うのですが、流石に重すぎますし、
飛行機に搭乗する際も、スーツケースに入れるにもバッテリーなので預けることができません。
デメリットおまけ編-最低温度が165度は高すぎるしプレートの滑りも悪い
温度設定は【165度・185度・210度】の3段階。
美容師としてもちょっと勧めづらい温度設定なので、
実際におすすめさせていただいたお客様は一人もいらっしゃいません。
あと地味にプレートの滑りが悪くて「ぎゅっぎゅっ」と引っかかる印象がありました。
良いヘアアイロンのポイントとして【温度設定が幅広くできる・素早く設定温度に温まる・プレートの滑りが良い】などが挙げられますが、
素早く設定温度に温まることだけが唯一クリアしている条件で、
2万円前後のヘアアイロンは、知名度の高いリファや、ヘアケアに関心のある女性から絶大な支持を誇る絹女、美容師が現場で愛用するラディアントなどがあります。
それらのヘアアイロンを上回る仕上がりを実現できるか?
と聞かれたら、
公式ストアの口コミをご紹介
シャンプーは夜派でDyson Airwrapでザックリ乾かしています。
ヘアアイロンは朝のスタイリングを楽に早くしてくれます。
ショートヘアですが、前髪をカールしたりトップ部分にボリュームを出したり、サイドをフワッとさせたりと不器用な私でも簡単に使えます。
コードレスなのでコードが顔に当たったり邪魔にならないのって使い易くて良いです。
電源オンにして約30〜40秒位で最高温度(210℃)になるので忙しい朝も助かります。
また、充電ドック兼収納スタンドがあるのでヘアアイロンの定位置を作れてスッキリ整理も出来ます。
使用後の熱を持ったままのヘアアイロンでもスタンドに戻せば安心です。
安全なヘアスタイリング
25-34歳 女性
良かったところ
まだ使ったのが浅いので165度のみ試しただけですが、まず先端が剥き出しになっていないため、安全です。
また思い通りのスタイリングになって満足です。
提案したいところ
取扱説明書かスタイリングのヒントに温度別のおすすめスタイリングを教えてくれるページがあれば良いなと思いました。
よくなかったところ
本体代金は少し相場よりも高すぎるような気がしました。
また165度だと雨の日、持続性があまりないなと思いました。
コードレスアイロン
35-44歳 男性
コードレスアイロンなので家のどこでも使用でき便利でした。
立ち上がり時間もとても早いです。
難点はやや製品が重いです。コードレスのために搭載しているであろう電池があるので仕方はないですけど。
口コミの評価は決して低くありませんが、
SNSでの投稿
ダイソンのヘアアイロン、実物触ったけどめちゃ重い……
まぁ家でしか使わないけどこの重さはどうなんだ…— 中トロ (@medium_toro_) June 26, 2021
https://twitter.com/kawakawaco/status/1410058732453568512?s=20
話題のダイソン ストレートアイロンがお店にあったので手に取ったら笑っちゃうほど重かった。これでコードレスとか言われても誰も持ち歩かんだろw
— さき (@saki99231) June 30, 2021
結論:日本人向けの商品ではなく、おすすめはできない
残念な結果となりましたが、プレートが曲がったり、コードレスなのにコードレスであることを忘れさせるくらいの使い心地だったり、
確実に“今までにないヘアアイロン”でした。
とはいえ…
ダイソンといえばイギリスの会社なので、イギリスで作られたものが日本用のパッケージや電源プラグに変更されて流通しています。
そもそもが日本人のために考案されて、日本人のために作られた製品ではないのです。
重さであったり、単純に価格があまりにも高すぎたり、
日本人女性の髪質や求められる要素を考慮すると、
もしかすると、次回作は軽量化して温度設定とプレートの滑りを改善してくるのではないかな?と期待の気持ちもあります。
今作はヘアアイロン第一弾なので、欠点はあって当然です。今後のリニューアルに期待しましょう。
コードレスヘアアイロンの中では唯一無二のクオリティでしたので、コードレスでない普通のヘアアイロンの中でも唯一無二となるような製品ができると嬉しいですね。
ほかの人気ヘアアイロンと比較してみました
ダイソン |
絹女 |
リファ |
|
税込価格 | ¥53,900 | ¥19,800 | ¥19,800 |
プレート | フレックスプレート | シルクプレート | カーボンレイヤープレート |
滑り | △ | ◎ | ◎ |
仕上がり | ◯ | ◎ | ◎ |
精巧さ(品質) | ◯ | ◎ | ◯ |
総合評価 |
やはりヘアアイロン界の人気2TOPである絹女とリファには及びません。
ヘアアイロン選びは意外にも失敗しやすいです。
▼他の高級アイロンが気になる方に
【2021最新】高級ヘアアイロンおすすめTOP5【美容師が徹底比較】
▼絹女が気になる!という方に
不器用でも使い易い
45-54歳 女性