シャンプー解析記事は成分のみで良し悪しを判断されていることが非常に多いのですが、
本当に良いシャンプーかどうか・どんな髪や肌に合うか?は、
実際に使ってみた「使用感」からしかわかりません。
シャンプーの評価基準はこちら↓
【結論】 DAISO(ダイソー)の100均シャンプーはヤバいのか?
多くの女性はそのように不安を感じていることかと思います。
なんとなく100円で買えるシャンプーを使うのって勇気が必要ですよね。
ですが…
その理由をシャンプーコンディショナーそれぞれ具体的にわかりやすく解説していきます。
ということで、100均シャンプーを現役美容師が使って試します。
(左がシャンプーで右がトリートメント。)
ここで成分に詳しい方はお気づきかと思うのですが…
シャンプーが濁っている=無駄な成分が多少入っている
ということがわかります。
パール感のある光沢を出すための成分を配合することで、写真のように濁った見た目になります。
その成分についてはこれから解説していきます。
DAISO(ダイソー)シャンプーの特徴
(アイコンをスライドして表裏をご覧いただけます)
ダイソーシャンプーの特徴は「しっかり洗えて、しっとり仕上がる」という点にあります。
成分表を見ればわかるのですが…
という人はとても多いと思いますので、
DAISO(ダイソー)シャンプーの成分解析
成分表は配合量の多い順に記載しなければならないことから、
以下の3つの成分がダイソーシャンプーの配合量が多い順の洗浄成分であることがわかります。
3つの洗浄成分(配合量が多い順)
- ラウレス硫酸Na
- コカミドDEA
- コカミドプロピルベタイン
成分①ラウレス硫酸Na
- 強い洗浄力
- 泡立ち抜群
- 肌への刺激も強い
- 多くの製品に長年配合されており、安全性が証明されている
という成分です。
ただ洗浄力がめちゃくちゃ強い成分というだけで、
実際に長年多くの商品に配合されていますが、発がん性や経皮毒は認められておらず、安全性は証明されています。
洗浄力が高く、原価が安い。と言われると確かに聞こえは悪いですが、
安く洗える優秀な洗浄成分でもあるのです。
今回のシャンプーのようにメインの洗浄成分として配合されているものは洗浄力が高すぎると言えるでしょう。
洗浄力が高い商品のリスク
- 皮脂を奪いすぎて頭皮や髪が乾燥する
- 皮脂のバリアがなくなり炎症を起こすことも
- 敏感肌には刺激が強く、かゆみが生じやすい
- カラーの色落ちが早くなる
成分②コカミドDEA
洗浄力・刺激性どちらも低く、泡立ちを補助する成分です。
成分③コカミドプロピルベタイン
成分①と組み合わせることで、洗浄力と肌への刺激をやさしくしてくれる成分です。
DAISO(ダイソー)の100均シャンプーを美容師が実際に使ってわかったこと
蓋を開けたら想像以上に良いシャンプーでした。
ラウレス硫酸Naの刺激を抑えるためにコカミドプロピルベタインが配合されていたり、
洗い上がりがしっとりする椿オイルや、肌に優しい第3級カチオンのステアラミドプロピルジメチルアミンが配合されていたりと、
100円という販売価格を考えるとありえないほど素晴らしいシャンプーでした。
DAISO(ダイソー)シャンプーの注意ポイント
冒頭でお伝えした通り、シャンプーが濁っているということは余計な成分が配合されています。
その余計な成分がこちらの…
ジステアリン酸グリコールという成分。
この成分はパール光沢形成といって、本来透き通っているはずのシャンプー液にパールのようなツヤ感を与えるもの。
加えて増粘効果といって、さらさらな液体をとろっとした液体に変える効果もあります。
肌や髪への直接的な害はないのですが…
そしてもう一つ…
塩化Na。要するに「塩」です。
塩の何が悪いかというと、酸性アルカリ性でいうところの
中性にあたるもので、
髪は本来弱酸性であるのが理想とされています。
塩で髪がアルカリ性に傾くとどうなるのか…?
髪がバサバサに傷んだように感じますよね。
実際に海水は塩水よりもアルカリが強いので、そこまで大きなダメージにはつながらないのですが、
髪よりもアルカリに近い性質を持つ以上、髪に良い影響を与えるとは考え難いのが事実です。
アレルギー持ちの人は注意したいEDTA−4Na
この成分は金属イオンなど、製品の泡立ちなどの安定性を妨げるものを除外するための安定剤として配合されます。
ですが、粘膜への刺激性があり、目にしみやすく、
DAISO(ダイソー)の100均シャンプーは危険?買うべき?
(MAX星5つ)
しっとり度
洗浄力
安全性
コストパフォーマンス
おすすめ度
コスパはかなり良いですが、根本的に優秀なシャンプーではなくありきたりな市販のシャンプーな印象。
DAISO(ダイソー)の100均コンディショナーはどうなのか?
(アイコンをスライドして表裏をご覧いただけます)
なぜダメージ毛にも対応できて肌にも優しいしっとり系なのかをわかりやすく解説していきます。
DAISO(ダイソー)の100均コンディショナーの4つの特徴
4つの特徴
- 刺激性が高いので頭皮につけないように
- 静電気防止効果
- サラサラタイプのシリコン配合
- ダメージヘアを持続的に保湿
ハイダメージ毛の人や、髪が太くてサラツヤになりにくい人には使いやすいトリートメントです。
ただ椿オイルが配合されているだけというわけではなく、
シリコンによるしっとりコンディショニング効果の土台がある上で
椿オイルによる保湿効果アップという点が優秀。
【総評】DAISO(ダイソー)の100均コンディショナーは危険?買うべき?
(MAX星5つ)
しっとり度
しっとり持続力
安全性
コストパフォーマンス
おすすめ度
髪が細くてペタンコになりやすい人には重すぎると思いますが、
潤いのある仕上がりがお好きだったり髪が太い人、髪のダメージが気になる人で、
そこまでヘアケアにこだわりがなければ”買い”なコンディショナーだと思います。
関係ないですが、ダイソーが通販を始めていることに驚きました。
興味ある方は覗いてみてください。(宣伝ではありません!)
※本記事は、筆者個人の感想であり、該当する商品の否定や安全性の保証をするものではありません。レビュー内容は実際に購入して使用した一個人の感想として公開しております。
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